2015年03月29日

「総理の夫」原田マハ

自分の妻が総理大臣になった!
この作品で泣けるとは思わなかった。

 

原田マハの作品は、「でーれーガールズ」「楽園のカンヴァス」以来。
まさか彼女が政治の世界を描くとは思わなかった。

野党の党首だった相馬凛子。
政界再編で初の女性首相になった。

夫の日和は財閥の次男で鳥類の研究をしていた。
護国寺の古い洋館に住む。
妻の首相就任で、彼の環境は大きく変化した。

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作品は、夫である日和の日記で進む。
凛子との出会いが途中で紹介されているところは、構成の上手さが光る。

日和の兄、多和が凛子には何かと批判的。
その反面、母の崇子が凛子を理解し、援護する場面は多くの読者が泣いたはず。

脇役もいい存在感を出している。
政策秘書の島崎は、後に衆院選に立候補し当選。

日和担当の富士宮は不倫して妊娠。
辞表を提出するが、凛子が彼女を引き止める。
この場面もなかなか泣ける。

ストーリーが、原久郎や阿部を含めて「いい人」ばかりなこと。
表現ではなく「説明」で終わらせている点はマイナス。
しかし、政治を扱ったこんな作品があっていい。

現在のファーストレディーで「家庭内野党」の安倍昭恵
彼女が読んだらどんな感想を語るか聞きたい。

現実の政治はどうだろう。
福島第一原発事故が起きても、原発再稼動ありきの政権。
この作品のようにドラマとして泣ける要素はあるのだろうか。

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posted by りゅうちゃんミストラル at 18:44| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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