2015年03月06日

川崎中1殺害、週刊新潮の実名報道

川崎で起きた、中学1年の少年が殺害された事件。
5日発売の週刊新潮は被疑者の少年を実名報道した。

 

川崎中1殺害 週刊新潮の実名報道めぐりネットや識者から賛否両論(ライブドア)

少年の実名報道は「売れればいい」だと私は理解している。
週刊新潮の選択は、間違っている。

少年法が間違っているなら。
法改正するよう運動を起こすべき。

それこそが、表現者のすべきこと。
法律を守らない表現者に、説得力はない。

「総合的に勘案」すれば、ルールを破ってもいい?
それなら規則破りが当たり前になるだけ。

「造反有理」が今の日本でも「あり」とは。
本当にこの国は法治国家なのか。

日弁連は今回の実名報道について、会長声明で強く批判している。

少年の実名等報道を受けての会長声明

本年3月5日発売の「週刊新潮」は、2月20日に神奈川県川崎市で中学1年生男子の遺体が発見された事件について、被疑者である少年の実名を挙げ、顔写真を掲載した。

これは、少年の犯行について氏名、年齢等、本人と推知することができるような記事又は写真の報道を禁止した少年法61条に反する事態であり、誠に遺憾である。

少年法は、少年が成長途中の未成熟な存在であることに鑑み、「健全育成」の理念を掲げている(1条)。凶悪重大な少年事件の背景にも、少年の成育歴や環境など複雑な要因が存在しており、少年のみの責任に帰する厳罰主義は妥当ではない。そして、少年による事件については、本人と推知できるような報道がなされると、少年の更生と社会復帰を阻害するおそれが大きいことから、事件の内容や重大性等に関わりなく、そのような報道を一律に禁止しているのである。

国際的に見ても、子どもの権利条約40条2項は、刑法を犯したとされる子どもに対する手続のすべての段階における子どものプライバシーの尊重を保障し、少年司法運営に関する国連最低基準規則(いわゆる北京ルールズ)8条も、少年のプライバシーの権利は、あらゆる段階で尊重されなければならず、原則として少年の特定に結びつき得るいかなる情報も公開してはならないとしている。

少年の実名等の報道については、2000年2月29日大阪高裁判決や、ネット上で既に実名等の情報が拡散していること、更には被害者側が実名等で報道されることとの対比なども議論されている。しかし、上記大阪高裁判決は、民事上の賠償責任までは認めなかったものの、少年法61条の趣旨を尊重した抑制的な対応を報道機関に求めており、また、ネット上での情報拡散については、プライバシー権等の侵害など、それ自体の違法性が問題となり得る。そして、名誉・プライバシー権保護の理念は、被害者とその遺族についても尊重されなければならないことはいうまでもない。

もとより、憲法21条が保障する表現の自由が極めて重要であるとしても、少年の実名等が報道に不可欠な要素とはいえない。事件の背景・要因を正確かつ冷静に報道することこそ、同種事件の再発を防止するために不可欠なことである。

当連合会は、2007年11月21日付けで少年事件の実名・顔写真報道に関する意見書を発表したほか、これまでなされた同様の報道に対し、少年法61条を遵守するよう重ねて強く要請してきた。それにもかかわらず、今回同じ事態が繰り返されたことは極めて遺憾である。

当連合会は、改めて報道機関に対し、今後同様の実名報道・写真掲載をすることのないよう要請する。
日弁連HPより引用)

この件については、こんな意見がある。

「ネットで実名や顔が出ているのに、どうして雑誌はいけないのか?」

確かにネットでは実名や顔が出ている。
しかし、雑誌はネットと同じでいいのか?
「雑誌では実名や顔を出さない」という考えが、週間新潮の中では無かったのか。

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