報道の自由と、取材源の保護は、どうあるべきか。
主人公は毎朝新聞の敏腕記者、弓成亮太。
政治担当で、総理候補の大物代議士宅にも顔パスで入りこむ。
そんな彼が手に入れたのは、極秘の外交電文。
記事にしたが、読者の反応はいまひとつ。
このままでは日本がアメリカと取り交わした密約が闇に葬られてしまう。
焦った彼は、後輩記者を通じて野党の若手代議士に文書を渡す。
国会でこの文書が取り上げられ、騒動となる。
弓成に逮捕状が出たところで1巻が終わる。
どうやって彼が電文を手に入れたかは、今後明らかになる。
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戦後残された、「負の遺産」に拘った作者の山崎。
今度は、沖縄返還に絡む密約を描く。
この作品が西山事件をモデルにしていることは、多くの人がすぐに気がつくはず。
政治家の名前も、少しだけ変えてあるので誰のことかは明白。
弓成というキャラは、「白い巨塔」の財前を思い出す。
腕はいいが、焦ってやらかしてしまうところはとても似ている。
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