映画にもなった人気シリーズ第一弾。
研究施設内で物理学者が何者かに惨殺された。
アメリカ人教授がスイスに呼ばれた。
殺された科学者は司教でもあった。
同じく研究者の養女ヴィットリアとともに、反物質を取り出すことに成功。
しかし、反物質は大量破壊兵器にもなる。
厳重なはずの施設から盗まれた。
犯人は反カトリックの秘密結社イルミナティを名乗っていた。
物理学者は目をくり抜かれていた。
研究者の網膜による認証が破られたのだ。
ラングドンとヴィットリアが向かったヴァチカン。
そこでは、新教皇を選ぶコンクラーベが行われようとしていた。
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宗教と科学は仲が悪い。
進化論と創造論、天文学でもそれは同じ。
地動説を捨てなかったブルーノは、火炙りになった。
作品でも紹介されているように、アメリカでは思うように進化論を教えられない。
パリでのテロや、イスラム国による日本人殺害など、イスラムは危険視されやすい。
しかし、キリスト教でも原理主義者は危険だ。
この作品、全3巻だが読むのに時間はかからない。
宗教と科学がテーマということでいろんなことを考えてしまうが、軽く読める。
人気のシリーズでも、10年を過ぎれば図書館で余裕に借りられる。
こうした「周回遅れの読書」は結構楽しい。
ただ、当然デメリットはある。
ネタを何かのきっかけで知ってしまうことがある。
というわけで、(中)に続く。
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