2015年02月22日

「不毛地帯4」山崎豊子

自動車メーカーの提携話と壱岐の専務昇格。
さらに、イランの油田開発事業が加わる。

 

千代田自動車と、米フォークの提携話。
副社長の里井は、壱岐に追われることで焦りを感じていた。

この巻では、イランの油田で入札が行われる。
壱岐は日本の今後に向け、近畿商事が参加すべきだと主張。

プライベートでは、千里との関係が続く。
インドネシアへ開発の仕事で行っていた息子。
そして、鮫島の息子と結婚した娘が、千里の存在に気がつく。

さらにはアメリカで家政婦をしていたハルまでもが、壱岐に冷たい目を向ける。
この部分は、壱岐に同情する。

千代田の提携は、鮫島の暗躍で解消された。
里井はまたもや狭心症で倒れる。

イランの油田については、政治家も絡んで先が読めない。
外資の独立系、オリオンと組んでうまくいくのか。
公社のグループから抜けるのは、とてもリスクが大きい。

**** ***** **** *****

壱岐がソ連に抑留されていた間、妻の佳子は待ち続けた。
だからこそ、子どもたちは素直になれない。

しかし、壱岐も生身の男。
再婚を前向きに考えてもいいんじゃないか。老後のこともあるし。

というわけで、最終の5巻に続く。

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posted by りゅうちゃんミストラル at 16:04| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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