温度が上昇する春には、外に漏れ出してしまう。
大学の研究室から盗み出された炭素菌。
クビになった元研究員が雪山に埋めた。
しかしその元研究員は高速道路で事故死。
残された写真を元に、スキー場での捜索が始まった。
写真以外の手がかりは、発信器とテディ・ベアだけ。
ガラスケースを探すのは、研究者の栗林和幸。
中学生でスノーボードに夢中の息子とともに、スキー場へ向かう。
研究所所長の東郷に命令された和幸。
警察には本当のことを話せない。
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軽い。とても軽い作品。
正直、「流行作家のやっつけ仕事」。
パトロール隊員、根津は「白銀ジャック」でも千晶とともに出てきた。
病原菌が盗まれるという設定は、「復活の日」(小松左京)と同じ。
「復活の日」はMM−88だったが、今度はK−55。これってシャレ?
この手のノンストップアクションは、過去いくつか出ている。
例えば「おやすみ、テディ・ベア」(赤川次郎)。
テディ・ベアの中には爆弾が入っていたが、今度は炭素菌。
しかも、本作品でもテディ・ベアが重要なカギになっている。
「ドミノ」(恩田陸)もそうだ。
この三作品で比較するなら、「おやすみ、テディ・ベア」が一番面白かった。
飛行機や長距離の列車内で読むには、こうした作品がいいのかもしれない。
だが、東野は国民的作家。こんな作品を出していたのでは読者に飽きられてしまう。
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