正直、どう評価すればいいのかわからない。
「月の下の子供」
施設で育った孤児の男が主人公。
何度か幽霊を見たことがある。
高校を出て契約社員として不動産会社に入った。
問題ある物件を担当して・・・・
施設育ちというのは芥川賞受賞作「土の中の子供」と同じ。
ドロドロの性欲が気持ち悪い作品。
「ゴミ屋敷」
路線バス事故で妻を失った男が動かなくなった。
男の妻は女性ヘルパーを雇う。
ニンテンドーDSばかりしているヘルパー。
動くようになった男は、ゴミを集め始める。
ゴミ屋敷に近所の人が危機感を持つが、行政は動かない。
「戦争日和」
29歳無職の男がアパートを探していた。
月6千円という格安物件を紹介される。
そこは、人骨が連続して出た問題ある所だった。
「夜のざわめき」
尾行されているらしい男。作家の立花だった。
理解に苦しむ作品。どう評価したらいいのか。
「世界の果て」
部屋に戻ると犬が死んでいた。
ビニールで包み、自転車で捨てに行く男。
(2)絵を描く男。死んだ犬を捨てに行く男と出会う。
ホームレスの小屋を譲ってもらう。
(3)引きこもりの男が包丁を買う。
ファミレスに勤める女性を狙う。
(4)行方不明の男を捜す探偵も行方がわからず。
編集長に依頼された男が「何かある」旅館に泊まり調べることに。
そこは樹海に近かった。女将は3万円で体を売る。
(5)犬を捨てに行く男再び登場。
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ターゲットの狭い作家。
独特の世界観があるものの、私の好みではない。
あからさまな性欲が出てくるが、女性読者はどう感じるのか。
暗い世界に浸りたい方は読むといい。
書評(作家別一覧)
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