2014年06月18日

「きみはいい子」中脇初枝

虐待という痛いテーマを扱った連作短編集。
2013年本屋大賞第4位。
 
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「サンタさんの来ない家」

住民が増えた地域にある桜ヶ丘小学校。
新任でありながら1年生の担任をまかされた岡野匡。
彼のクラスは学級崩壊してしまう。

その小学校に、いつも同じ服を着、給食を必ずお代わりする生徒がいた。
家で虐待されているかもしれないと危惧する岡野。

「べっぴんさん」

主人公はあやねママ。夫はバンコクに単身赴任。
家に帰ると娘を虐待していた。

何かと付き合うママ友のはなちゃんママ。
虐待は前の世代から続いていた。
ふたりの母親は、虐待の被害者でもあった。

「うそつき」

土地家屋調査士でPTA会長の男が主人公。
息子の友達が虐待されているらしい。

まま母による虐待は、この世にどのくらいあるのだろう。
他人はどこまで虐待を防げるものなのか。

「こんちには、さようなら」

独居老婦人が主人公。この人、最初のエピソードに出てきた。
いつも登下校で会う少年は挨拶を欠かさない。

ある日、その彼が鍵を失くしたと言って困っていた。
婦人は彼を自宅に誘う。

母親は近くにあるスーパーで働いていた。
障碍のある子を持ったことで苦しんでいた。

「うばすて山」

40歳を過ぎた雑誌編集長、かよが主人公。
妹から電話で認知症の母親を預かってくれないかと頼まれる。
元教師の母は、かよに向かっていつも怒る人だった。

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読んでいて痛い作品が多かった。
それでも読まなければいけない内容だ。

虐待は次の世代に大きな影響を及ぼすことが多い。
今の犠牲者は、後の加害者候補となる。

この作家、決して上手くはないが読ませる物を持っている。
今後も注目したい。

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『きみはいい子』 中脇初枝 (ポプラ社)

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