27年ぶりに岡山へ帰ったアユコ。
アユコを呼んだ教師の荻原一子は旧友の武美だった。
高校時代、アユコはヒデホという想像上の恋人がいた。
ヒデホは実際にいると思っていた武美。
かつての棘を思い出すアユコ。そして講演の日がやって来る。
武美が急死したと知らされるアユコ。
彼女は講演会で叫ぶ。
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正直に書く。これは駄作。
高校時代と現在をクロスさせるのは理解できる。
その割りに内容が薄い。
直木賞候補となった「楽園のカンヴァス」が面白かっただけに残念。
誰かが死ねば感動する?
小説とはそんな物なのだろうか。私は違うと考える。
岡山県の作家といえば思い出すのが岩井志麻子。
そして重松清、あさのあつこ、吉行淳之介、小川洋子も岡山。
結構いるもんだ。
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私は島本理生さんの作品でよく人が死ぬことにちょっと違和感を持ったことがあります。
人の死を扱うのはなかなか難しいような気がします。
でーれーガールズは、私の場合は青春小説が好きなのでわりと楽しく読むことができました。
文章から原田マハさんの感性の綺麗さも垣間見ることができたので良かったかなと思います。
この作品テーマはいいと思うのですが、表現に問題があるように感じました。
読者を引きつける物を持っている作家だと考えますので、今後の作品に期待します。