シリーズ第3弾は母親である智恵子の存在が大きい。ネタばれあり。
プロローグ「王さまのみみはロバのみみ」
栞子の妹、文香のモノローグで始まる。
今までのエピソードを補完。
そして今後の展開にとって大きな伏線となっている。
ロバート・F・ヤング「たんぽぽ娘」
商品の入れ替えが必要なビブリア古書堂。
市場で商品の仕入れをすることになった栞子と大輔。
入札するものの、10円の差で落札できず。
ところが、ビブリアが入札した「たんぽぽ娘」が紛失していたという。
栞子の母親は、物語に出て来ない。
しかし商売敵は嫌っている。今後大輔との仲に影響が出るのか。
この「たんぽぽ娘」を図書館で検索したら、2冊とも貸し出し中だった。
この本で紹介された影響?それとも以前から人気だった?
「タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの」
以前、買い取った本に関連して謎解きをした話の続き。
前科者の夫を持つ坂口しのぶと会った大輔。
彼女が昔読んだ本を探してほしいと依頼を受ける。
ヒールのない靴、タバコをやめた理由。妊娠だったのか。
このエピソードは希望が持てる終わり方。
宮澤賢治「春と修羅」
栞子の母である智恵子。彼女の同級生、玉岡から依頼された栞子。
家にあった「春と修羅」が盗まれたという。
玉岡が言うには、兄か兄嫁が怪しいとのこと。栞子が鋭く謎を解く。
引用から実際に本を読んでいるか否かを当てるのは流石。
先月読んだ、「レ・ミゼラブル」がキーになっていたとは。
何と遠まわしのヒントなのか。
エピローグ 「王さまのみみはロバのみみ」
母の智恵子と手紙のやり取りをしていたのは、妹の文香だった。
栞子が探している「クラクラ日記」も彼女が持っていた。
今後、どのように話が進むのか気になるところ。
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さすがにこの3巻から読む人はいないだろう。
ということで踏み込んだ内容となっている。
各エピソードがそれぞれ独立してはいるが、続きが読みたくなる構成。
第4巻は図書館で予約待ちの状態。いつか読めるはず。
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「ビブリア古書堂の事件手帖3」は、文香が日記を隠していたのが意外でしたね。
私は「4」まで読んでいるのですが、「5」も既に出ているので、いずれ読んでみたいと思います。