2014年05月29日

「舟を編む」三浦しをん

大いに笑ったし泣けた。
2012年本屋大賞1位は納得。
    
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三浦の作品は、「神去なあなあ日常」以来。
この作品は「風が強く吹いている」に劣らない出来だった。

玄武書房の営業部にいた馬締光也。
荒木の後継者として国語辞典「大渡海」編集者に抜擢される。

大学院を出た変人の馬締は古い下宿に住んでいた。
友人はなく、猫のトラだけが彼に懐いている。

そこへ現れたのが大家の孫娘、香具矢。
馬締は彼女のことが好きになる。

地味で金のかかる辞書の編集。
玄武書房は学習辞典の改定を条件に「大渡海」の刊行を進める。

馬締の先輩、西岡は異動で宣伝広告部に。
「大渡海」は馬締がメインで編集が進む。

長い年月を費やし、やっと完成する「大渡海」。
泊り込みの合宿にも耐えた学生たちは何かを得たはずだ。
完成を前にした松本の死は予想できたが泣けた。

***** **** ***** ****

読んでいてイメージしたのが「プロジェクトX」。
辞典の編集は、青函トンネルにも劣らない大事業だった。

地球はいつの日にかなくなる。
それ以前に人類や日本がいつまで存在しているかわからない。

日本が滅亡するその日まで、国語辞典の編集作業は続くに違いない。
それは、地味だが絶えることのないリレー。

馬締が死んでも彼に続く編集者が現れるだろう。
今日も多くの編集者が言葉という大海に浮かぶ舟を編んでいるはず。

クリスタルキングの「大都会」はこれ。
若い人は知らないよね?(汗)

 

世界歌謡祭もびっくりの一発ネタに笑った。
危うく鼻から牛乳が出そうだった。

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posted by りゅうちゃんミストラル at 16:37| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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