長い作品もこれで終幕。感動の第5巻。
バリケードでの死闘はアンジョルラスたちの負け。
ガブを含め仲間が次々と死んでいく。
そんな中、バルジャンはマリウスの救い地下道に逃げる。
6キロもの道を、コゼットが愛する青年を背負って彼は移動する。
瀕死のマリウスだったが、祖父の家で回復。
今度はコゼットとの結婚も許される。
だが、結婚式にバルジャンの姿はなかった。
マリウスに、自分が前科者であることを告げるバルジャン。
莫大な金額を若い二人に与え、彼は男爵夫妻と距離を取る。
孤独なバルジャンは次第に衰える。
ティナルディエの密告によりバリケードからマリウスを救い出したのがバルジャンだと知る。
バルジャンの元に駆けつけたマリウスとコゼット。
しかしバルジャンは死の床にあった。
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「完全な悪はない」「社会環境が悪を作る」
その他、多くの教訓を与えているこの作品。読み応え満点だった。
善悪がはっきりしている点。ご都合主義など、批判も多い。
だが私は批判している方々に問いたい。
批判でなく物語こそが真を問うのではないか。小説は面白ければそれでいい。
しかもこの作品は多くの読者を得ていることで答を出している。
読み終わって、私がもっとも気になったキャラクターは誰か。
それはバルジャンを追うジャベール。
バルジャンを演じていた鹿賀丈史。
彼もジャベールの「折れそうな強さ」について語っていた。
私は何度も自分に問いかける。ジャベールを助ける方法はなかったのか。
「死ななければ償えない罪」はこの世にあるのだろうか。
世界中で上演されているレミゼのミュージカル。
以下のこの作品が愛されているか。かつて以下の記事に書いた。
レ・ミゼラブルは世界の半分
ユゴーがミュージカルを観たら、どう感想を述べるのか。
あの世に電話して訊いてみたい。
この物語は世界中で翻訳され読まれている。
実のところ、それは不幸なことだ。
もし、この世から悲惨なことがなくなれば。
この作品の存在価値はほぼなくなる。
読み継がれるということが、不幸の存在証明になっているのはとても残念。
世界が滅びる前に、この作品が必要なくなる世界が訪れるだろうか。
文句なしにすごい作品
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