2014年04月12日

「父と子」ツルゲーネフ

ロシアの文豪、ツルゲーネフの代表作を古い翻訳で読んだ。
19世紀に出た小説なのに、新鮮に感じた。

   イチョウ

地主ニコライ・キルサーノフは、大学を出た息子の到着を待っていた。
息子アルカージーは、友人バザーロフを連れて来る。

実家にしばらく滞在するという。
ニコライの家には、兄パーヴェルが同居していた。

言いたい放題のバザーロフは権威を否定。ニコライとパーヴェルを軽視する。
やがて、パーヴェルと決闘するまでになる。

エヴゲーニイはチフスに感染し、苦しみつつ死亡する。
アルカージーはカーチャと結婚する。

***** **** ***** ****

私が読んだのは新潮文庫昭和46年36刷。
翻訳は米川正夫。

解説の中で、米川はこの作品がツルゲーネフ最大傑作であると書いている。
新旧の対立と世代間の関係。

これは19世紀のロシアに限ったことではない。
今の日本にも言えることだ。

この作品は、1862年に発表された。
当時、賛否両論が巻き起こったそうだ。

現代に生きる私が読んでいても、バザーロフの態度は不遜極まりない。
アルカージーはそんな友人に感化され、父親が読んでいたプーシキンの本を取り上げる。
まったく愚かな行為でしかない。

バザーロフのモデルはツルゲーネフが出会った田舎医師だそうだ。
自分にないものを持っている人物に興味を持つのは理解できる。
しかし、誰が権威というものを全否定できるだろう。

米川はバザーロフが偉人や賢者ではないと書いているのは当然。
バザーロフは文革の頃の中国に生まれていた重用されたかもしれない。

*****トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。
スパム防止のため承認制です。その場合リンクは必要とはしません。
一部、こちらからはトラックバックを送れないブログがあります。 
コメントについても承認制です。コメントする人は、まず挨拶しましょう。


posted by りゅうちゃんミストラル at 16:48| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。