古本に関連したミステリー再び。
「ビブリア古書堂の事件手帖」の続き。
栞子と大輔が古本ミステリーに挑む。
プロローグ「クラクラ日記」
作者の坂口三千代は坂口安吾の妻。
同じ本を何冊も持つ意味は何か。この本の終わりに明らかとなる。
アンソニー・バージェス「時計じかけのオレンジ」
ビブリア古書堂に届いた「完本・蔦葛木曽桟」(国枝史郎)を探しているとのFAX。
それは、後のエピソードにつながる伏線だった。
中学1年生が書いた「時計じかけのオレンジ」の感想文。
どう思うか訊かれた大輔は、栞子に相談する。
キューブリックの映画でも知られるこの作品。
完全版とそうでない版があるのは知らなかった。
「名言随筆 サラリーマン」
大輔が以前付き合っていた高坂晶穂。
父親が亡くなったとのことで、宅買いに出かける。
何故、ビブリア古書堂を指定してきたのか。
生前、仲が悪かった父と晶穂。秘密が明らかに。
福田定一が司馬遼太郎の本名であることは知らなかった。
この本、ただミステリーであるというだけでなく、知識が増える。
「UTOPIA 最後の世界大戦」
ビブリア古書堂に査定のためやってきた中年の男。
駐車場に車を入れに行く間に何故かいなくなってしまう。
大輔と栞子は、男の家を探しに行く。
ホームズ並みの推理で男の家を見つける栞子。
100万円単位の価値があるという古い漫画。
そして、栞子の母親についての思い出が語られる。
このエピソード説明の部分が多いけど、しっかりとミステリーしている。
藤子不二雄については、自伝的漫画「まんが道」が詳しい。
手塚をはじめ、多くの漫画家が描かれているのも貴重な作品だ。
エピローグ 「クラクラ日記」
1冊の本を探し続ける栞子。
母親のメッセージを見つけるためだった。
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結婚しない宣言をした栞子。
じれったい二人の今後はどうなる。
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