このゲームの内容と結果は。ネタばれあり。
【送料無料】クリムゾンの迷宮 [ 貴志祐介 ] |
主人公は40歳の藤木。
証券会社に勤務していたがリストラされた。妻にも逃げられた。
気がつくと記憶を失って異国で目が覚めた。
藍という女性漫画家が近くにいた。
他にも合計で9人が同じ状況でゲームに参加していた。
場所はオーストラリアの広大な自然公園。
各グループは食料、情報、武器を手に入れる。
9人は2人、2人、3人に分かれチェックポイントを目指す。
誰がゴールへたどり着けるのか。
ひとり、またひとりと死んでいく参加者たち。
何が目的でこんなゲームをするのか。結果、誰が生き残るのか。
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この作品、アマゾンのオールタイムベスト小説100に選ばれている。
だからこそ、このタイミングで読んだ。
内容としては「インシテミル」米澤穂信と似ている。
ある種の作家は、こうした作品を世に出したいらしい。
いろんなところに伏線があり、よく考えられているのは確か。
作者が詳しく取材しているのもよくわかる。
だが、私には物足りなかった。
ご都合主義だし、登場人物たちの知識が有りすぎのような気もした。
結末もすっきりしない。
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