2014年12月08日

「精霊の守り人」上橋菜穂子

女用心棒が皇子を守る、異世界ファンタジー。
人気の「守り人」シリーズ第一弾。
   
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精霊の卵を宿した第二皇子チャグム。
30歳の用心棒バルサは短槍の達人。
川に落ちたチャグムを救ったバルサ。

后からチャグムを守るよう依頼される。
宮殿に火を放ち、その場を抜け出すチャグムとバルサ。

4人の狩人(刺客)は皇子奪還とバルサ殺害を帝から命じられた。
深く傷つきながらもチャグムを守ったバルサ。洞窟に身を隠す。

チャグムの体内で卵は成長する。
異界の魔物ラルンガから彼を守れるのか。

**** ***** **** *****

この作品を読んで感じたこと。
登場人物にはそれぞれの物語がある。
バルサにはバルサの、タンダにはタンダの。

そして王となるべき者は、世間を知るべき。
チャグムはバルサたちのことを忘れまい。
王として純粋培養された人は弱いし、深みに欠ける。

伝説とは何か。
それは物語であり、現実とは切り離せないもの。

だからこそ「遠野物語」や旧約聖書は多くの人に読まれている。
社会がどんなに変化しようとも、作家たちは異世界を描き読者はそれを読む。
このことは世界が終わるまで不変だ。

私が読んだのは新潮文庫。解説は「夜のピクニック」
そして「ブラザー・サン シスター・ムーン」の恩田陸。
地図のある作品に惹かれるという。

ナルニア国物語」や「ゲド戦記」を読んで育った彼女。
日本語で読めるこの作品を賞賛している。

作者の上橋は文化人類学を専門とする大学教授。
豪州の先住民、アボリジニの研究をしているという。

今後、このシリーズを読むか。
誰が読んでも面白い物語を目指した上橋。
私はファンタジーが苦手だが、これなら読める。

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posted by りゅうちゃんミストラル at 15:56| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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