2013年12月29日

「猛スピードで母は」長嶋有

シンプルな文章の連続が、この作家の持ち味。
芥川賞受賞作を久しぶりに再読。出世作「サイドカーに犬」を収録。
   
【送料無料】猛スピードで母は [ 長嶋有 ]

【送料無料】猛スピードで母は [ 長嶋有 ]
価格:420円(税込、送料込)


「サイドカーに犬」

主人公は薫。
小学4年生の時の思い出について語る。

父親は仕事を辞めた。そのため母とケンカが絶えなかった。
夏のある日、母は家を出た。

その後、自転車に乗る洋子が家にやって来た。
中古車販売を始めた父と洋子、そして弟との生活が始まった。

私も過去、山口百恵の家に行ったことがある(汗)。
パックマンとかノーパン喫茶など懐かしい。

プラモデル屋に出かけ、その間に母親が戻ってくる場面は笑った。
ガンプラは「ガンモのテンプラ」じゃないんだってば(笑)。

作品とは直接関係ないんだけど、「同級生」という言葉。
「同じクラス」なのか、それとも「同じ学年」なのか。

場所によって違うのだろうか?
検索してみると、こんなページが見つかる。

同じ年に生まれた人を『同級生』といいますか?

同い年が「同級生」とは限らない!? 実は誤って解釈している日本語

作品を読んでいて、私も同じような疑問が浮かんだ。

「猛スピードで母は」

北海道の南岸にあるM市が舞台。
主人公は小学生の慎(まこと)。

母親は東京で結婚に失敗し、北海道の実家へ戻ってきた。
祖父母と一緒に暮らしてきた母と慎だったが、公団の抽選に当たったため母子家庭に。

再婚をほのめかす母。
慎一というのが結婚相手の候補。

***** **** ***** ****

両作品に共通しているのは、欠損家族を描いているということ。
また男が役に立たず、母親が中心となっている。

この作家、「書けそうでいて書けない」リズムある文体が評価されたのだろう。
嫌味がなく、いろんな作品を読んでみたくなる。

芥川賞は純文学に与えられる。
「難しくなければ純文学ではない」ということへの反論がこの作品でもある。

*****トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。
スパム防止のため承認制です。その場合リンクは必要とはしません。
一部、こちらからはトラックバックを送れないブログがあります。 
コメントについても承認制です。コメントする人は、まず挨拶しましょう。


posted by りゅうちゃんミストラル at 13:33| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/383860474
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。