ショートショートで知られる星新一が砕けた表現で現代語に。
【送料無料】竹取物語改版 [ 星新一 ] |
竹取物語は、日本最古の小説なのだという。
かぐや姫の罪については昨日このページに書いた。
あらすじについて、ここでは書かない。
あまりに有名な話なので。
しかし、かぐや姫に求婚した5人の男については書きたい。
難題を出され、果敢に挑戦した財産と地位のある男たち。
ギリシャ神話に出てくるヘラクレスやペルセウスであれば。
難題をクリアできたかもしれない。
だが、この話では特殊な能力のない普通の男たち。
ひとりは命を落とす。かぐや姫は罪深い。
気になるのは月から迎えに来た使者。
「金を儲けたからいいだろ」というのは地球人から見ると身勝手すぎる。
親子の仲を裂くということの罪深さを知らないのであれば。
汚れた地に住むほうがよっぽどいい。
しかしながら、福島原発の事故と汚染水のことを考えれば。
かぐや姫が月に戻ったのは結果的に正解。
竹取物語を生んだ国が、汚染水で汚れる。
これほどの皮肉があるだろうか。
あと、こう考えることもできる。
流刑された罪人は他にもいるはず!
もし、成長が早い子を見かけたら通報したほうがいいかもしれない。
急に金回りがよくなった人もマークする必要がある。
(いったいどこに通報するんだ?)
この本が優れているのは原文が後半に収録されていること。
星が言うように、どんな解釈も可能なのでこれからも読み継がれるはず。
*****トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。
スパム防止のため承認制です。その場合リンクは必要とはしません。
一部、こちらからはトラックバックを送れないブログがあります。
コメントについても承認制です。コメントする人は、まず挨拶しましょう。
【関連する記事】

