2013年12月01日

「世界最悪の鉄道旅行ユーラシア横断2万キロ」下川裕治

海外の貧乏旅行と国境情報に詳しい下川裕治。
カメラマンとまたしても苦しい旅に出た。
   

出発地はユーラシア大陸の東端。
平均時速にすると40キロに満たない列車に揺られる。

国が大きいだけあって、ロシアと中国を抜けるまで長い。
中央アジアからトルコを経て、欧州へ。

途中、イミグレーション(出入国管理所)で拒否。
前の列車が爆弾テロに遭ったり、西欧に入ってもストライキの影響を受けたり。
色んなことがありながら西へ進む。

目的地はポルトガル。普通このルートは選択しない。
ロシア号でモスクワまで行けば、アムステルダムまでの列車が出ている。

この本が優れているのは、日本人になじみのない中央アジアが出てくること。
オセチアでのテロなど、日本で報道されても背景がよくわからない。

アラル海については以前「水の手紙」(井上ひさし)で書いた。
綿花の栽培によって大量の水を使ったところ、アラル海の水位が下がった。
塩分濃度が上がり魚は死に、人にも健康被害が出た。

この件では環境破壊という一面でしか取り上げられない。
この本に出てくる住民の反論はとても貴重だ。

ビザ切れでのオーバーステイについては、胃が痛くなる。
国によっては冗談ではすまないからだ。

飛行機の出発時刻「04:15」を午後と判断したのは大きなミス。
私も夜中のフライトは何度か経験した。
日付については心配になって確認するものだ。

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企画としてはとても面白いのだが、残念なこともある。
それは、どこをどう進もうとしているのか地図で確認できないこと。

せめて3ヶ所くらいは簡単な地図を載せるべきだった。
日本人にとって知られていない都市が多かっただけに地図は必要。

以前、LCC(格安の航空会社)を使って世界一周した著者。
もう一度くらいは苦行のような旅を企画するのか。

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下川裕治著 「世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア横断2万キロ」  

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posted by りゅうちゃんミストラル at 09:17| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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