2013年09月28日

「痺れる」沼田まほかる

作者の特色がよく出た短編連作集。
冬のコタツで読むのにいいかもしれない。
 
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沼田の作品は、「ユリゴコロ」「猫鳴り」に続いて3冊目。

「林檎曼荼羅」

12年前、姑が失踪した。
この展開は読めなかった。

「レイピスト」

主人公は多恵子。夜、男に襲われる。
彼女は不倫していて、すでに2回中絶している。
不倫相手の風間が身勝手さがリアル。

「ヤモリ」

高原の別荘でひとりで生活する中年女性が主人公。
そこへ、若い男がやって来て草刈りをするという。
この展開は読めた。

「沼毛虫」

曾祖母の綾乃が主人公。
ギッツァンという植木屋と彼女の話。

綾乃は物置で火遊びの結果、ギッツァンの娘スミが亡くなる。
罪悪感いっぱいの綾乃。

「テンガロンハット」

ひとり暮らしの女性のもとに、便利屋の山田という二枚目の男がやってくる。
彼は安くいい仕事をするが、約束していないのに次の日もやって来て仕事をする。

「TAKO」

小さい頃、電車内で男にタコの春画をもらった女性が主人公。
映画館で痴漢に遭う。

「普通じゃない」

デイトレーダーの女性が主人公。
ゴミにうるさい萬田老人を殺そうと計画する。

「クモキリソウ」

蜘蛛切り草を贈るのは誰なのか。
同性愛が背景にある話。

「エトワール」

不倫している女性が主人公。
不倫相手の妻、奈緒子が現れる。
これも結末が読めなかった。

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映画館の痴漢とか、襲われる女性とか、女性作家でなければ書けない話が多い。
人を殺してみたかったという「普通じゃない」は、「ユリゴコロ」の世界。
まほかるエッセンスいっぱいの一冊だ。

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posted by りゅうちゃんミストラル at 17:23| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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