2013年09月26日

「憧憬☆カトマンズ」宮木あや子

先日読んだ、アンソロジー「スタートライン」で知った宮木あや子。
軽く、笑える短編連作集。
 

「憧憬☆カトマンズ」

主人公は29歳の派遣社員、後藤。バカで知られるユーラシア大の出身。
後藤と友人の中尾を中心に、この本は展開する。

自分でバカと認める後藤だけど、ちっともバカじゃない。
こうした人物が近くにいると乾きがちな職場も楽しいかもしれない。

「脳膜☆サラマンダー」

派遣した人が、すぐに辞める会社がある。この謎を追う後藤。
実は「運び屋」の手先として使われていた。

今、「ブラック企業」などと呼ばれる会社がある。
実際、こうした不正行為はあるはず。後藤、よくやった。

「豪雪☆オシャマンベ」

後藤と中尾は、村内や山内を誘って上越のスキー場に行く。
しかし関越トンネルを出たところで目の前を走っていたトレーラーが事故を起こす。

「領国☆ポリネシアン」

パティシエを目指していると言ったことから職場で「パティ」と呼ばれる松田リカ。
後藤の後輩に当たる彼女、実家は下町の鯛焼き屋だった。

彼女が店番をしていると、売れないパイナップル餡の鯛焼きを買いに来た相撲取りがいた。
その名はナンゴク。交通事故で危ういところを彼に救われたパティ。両国へ相撲を見に行く。

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野球の話題で出てくる「キャプテン」はこれ。
まさに野球漫画の王道。

 

ノリがよく、読みやすい本。作者も認めているように、ウルトラハッピーエンド。
表紙も目立ちやすいので、手に取った人も多くいたはず。

主人公たちと同じ年代の女性は、この本をどう受け取ったか。
読んで元気になる本があるとすれば、まさにこれ!

日経ウーマン掲載ということで、この話を持ってきた編集者の勝利とも言える。
見直したよ日経!柔軟な考えの社員がいるんじゃないか。

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posted by りゅうちゃんミストラル at 16:20| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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