2013年10月04日

「玉村警部補の災難」海堂尊

犯罪捜査と医学の関係を描いた作品集。バチスタシリーズの番外編。
この本に限り、主役は捜査員の玉村と加納。
   
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「東京都二十三区内外殺人事件」

久しぶりに白鳥の登場するエピソードを読んだ。
高階の指令で会議に臨むため、東京に出てきた田口。

白鳥と食事した後、ベンチで遺体を見つける。
監察医務院の管轄にするため、白鳥と田口は遺体を運ぶ。

やはり日本は死因不明社会だった。
解剖されない遺体と、合法的に解剖されたかのような遺体。
これでは犯罪者の思うツボ。

遺体発見現場がどこかによって、扱いが大きく異なる。
冗談でないのが怖いところ。

「青空迷宮」

テレビの企画で迷路を使った100万円獲得競争。
迷路内で起きたボウガンを使った殺人事件に挑む加納と玉村。

捜査にグーグルアースが出てくるのはまさに現代的。ウソだけど。
この犯人は私でも簡単に読めた。

「四兆七千億分の一の憂鬱」

今度はDNA鑑定の話。スキー場に女性の遺体が。
新薬の臨床試験が、事件解決の鍵。

実際には機密部分を簡単に捜査員が手にすることはできないはず。
冤罪が話題となった足利事件がモデルになっている。

私のような素人にも、DNA鑑定をわかりやすく解説している。
従来と今では正確さが技術的に大きく違っている。
それでも最後に鑑定をどう使うかが大きな分かれ道。

「エナメルの証言」

主人公はヤミ歯科医。
暴力団幹部と身元不明遺体を入れ替える。

焼死した遺体は歯の治療跡で本人確認する。
遺体の歯を幹部のものと同じに見せかけるテクニック。

作者得意のAiを用いて解決する。久しぶりに島津が登場。
この終わり方は、四国で新たなエピソードが始まる?

この話は、まず幹部が連続して自殺するという点がおかしい。
加納でなく素人でも何かあると考えるだろう。

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バチスタシリーズを読んでいる人ならどの話もすぐ理解できる。
何度も出てくるのが桜宮病院。
ただ、ミステリーとしての出来はイマイチ。

すでに最新刊「輝天炎上」が出ている。
   
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私が読むのはかなり先になるはず。

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