2013年09月12日

「ららら科學の子」矢作俊彦

学生運動が盛んな頃、文革の嵐が吹き荒れる中国に渡った男。
30年ぶりに日本へ密入国した。現代版浦島太郎。
   
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殺人未遂の指名手配された19歳の男は、中国へ渡る。
内陸の田舎で農民となった男は、そこで30年を過ごす。

その地に自生している松茸で大金を稼いだ男は、村を出る。
蛇頭に依頼して日本へ密航する。

知人の志垣と何とか連絡を取るが、彼はハワイに行く途中だった。
指定されたホテルに逃げ込み、志垣に恩があるという瀬島の世話になる。
身の回りのことについては、傑というアメリカ国籍の青年が世話を焼く。

***** **** ***** ****

我々は、今の日本の状況を当たり前に見ている。
違った視点で見るというのがこの作品の大きな特徴のひとつになっている。
主人公が買おうとした朝日ジャーナルはすでになかった。

驚くべきは、2013年にこの作品を読むと今と状況が違っていること。
例えば日本に上陸した主人公がタバコを買うシーンがある。

今の日本では、タスポがないと自販機でタバコは買えない。
そして、今なら15日以内という条件付だが中国への旅行にビザは必要ない。

何やらSFのようなタイトルだが、SFではない。
アトムも出てこない。

作品で何度も出てくる「点子ちゃんとアントン」。
私も好きな作品だ。

プレスリーのBlue Hawaii はこんな曲。

 

私より上の年代の方々にとっては懐かしいのだろう。

***** **** ***** ****

04年の本屋大賞10位。1位は「博士の愛した数式」(小川洋子)。
恥ずかしながら、この作家は初めて読む。

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