この数字について考える。
【送料無料】「食料自給率」の罠 [ 川島博之 ] |
食料自給率、12年度横ばいの39% 農水省(日経新聞)
まず、統計がどこまで信用できるかという点。
品目別自給率だと、国内の生産量に対する消費量で計算する。
つまり、重量ベースでありカロリーベースではない。
そして、生産額ベースだと2010年では69%になっている。
重量ベースでも6割はあるはずだ。
各報道機関がカロリーベースだけを問題視することに、誰も疑問は持たないのか?
「統計はうそをつく」と言われるが、時には疑ってみることも必要。
もうひとつは食料廃棄の問題。
遠くの国から大量に食料を輸入している日本という国。
もったいないことに、その多くを廃棄してしまっている。
日本の食料自給率問題とは
以下のページによると、年間5600万トンの食糧を輸入。
その3分の1(1800万トン)を捨てているとのこと。
5分でわかる食糧問題
パン屋で売れ残った商品はどうなるのだろう?コンビニのサンドイッチやおにぎりは?
すし屋のシャリはどの程度捨てられているのか?
もし、輸入食品を無駄なく使ったとしても。
フードマイレージを考えれば大きな疑問が残る。
当たり前だが水は重い。
フランスのミネラルウォーターを輸入する意味が果たしてどの程度あるのか?
ジェット燃料や、軽油を使ってまで輸入?
石油など「日本にないものは仕方ない」という考えもできる。
(その石油も結構無駄に使っているけど)
まずは過剰に使わないということを目指すべき。
そして、余ってしまった食品はなるべく捨てずに消費する。
アメリカには「フードバンク」なる組織がある。
余った食品を食べ物のない人に分け与えることで廃棄を減らす。
日本にも、「さなぎの食堂」という試みがある。
さなぎの食堂事業 - 認定NPO法人さなぎ達
だが、こうした試みで廃棄を免れる食品はほんの少しだけ。
こんなことしていたら、食料となるため死んでいった生き物たちに申し訳ない。
忘れてはならないのが、環境への影響。
農業は自然を切り開いて行われるが、土地の保水力を維持するためにも役立つ。
こうした貢献度は金額として表示しにくい。まさにプライスレス。
林業の衰退でも環境に大きな悪影響がある。
国内の農業によって得られる部分について考える必要がある。
もちろんこの件はTPP(環太平洋連携協定)にも深く関係している。
TPPのことを語るときりがないので、この記事はここまで。
食料に関する日本の現状は間違っている!
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