2013年06月12日

「瓦礫の中の幸福論」渡辺淳一

太平洋戦争とその後について渡辺が自身の経験を述べた。
「瓦礫」を言えば、震災のことを指すことが多い。もちろん意識しているんだろう。
   
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始まりは、1945年8月15日の玉音放送(終戦の詔勅)から。
前にもブログで書いたが、原爆が戦争終結に影響を与えたことは確か。

 

だが、ここで「原爆は必要だった」と言えば橋下と同じ批判を浴びるだけ。
かつて自民党の閣僚も似た発言をしたことがあった。

「無条件降伏」「従軍慰安婦」についても、反論したい人は多いのだろう。
だが、その話を書いているだけで記事が長くなってしまう。

大切なのは、当時の渡辺がそう考えたという点。
もちろん、時間の経過とともに「加わった部分」があることは否めない。

話は戦後史から自分の歴史に。京大を受けたものの不合格。
札幌医大に進む。アイソトープを用いた骨の研究で博士号を得る。

ここで大きな転換点があった。日本発の和田心臓移植だ。
最初は和田に好意的な発言をした整形外科講師の渡辺。

しかし、実は和田の心臓移植には疑問点が多かった。
そのため大学に居づらくなり、「作家・渡辺淳一」が誕生した。
人生、何がどうなるかわからないものだ。

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「こんなのは自虐史観」と批判するのは簡単なこと。
その批判に、どんな意味があるのか。

最近、橋下など「歴史認識」に関わる発言が目立つ。
私のように、実際に戦争を知らない場合は、人の経験をどう解釈するかしかない。

後半部分は自伝的小説「白夜」と重なる。
読んでいてイメージしたのは、「少年H」(妹尾河童)。

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渡辺淳一『瓦礫の中の幸福論』

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