2013年06月08日

「夜をぶっとばせ」井上荒野

どこか狂った、痛い妻と男が出てくる小説。
二つの作品はつながっている。
   
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「夜をぶっとばせ」

主人公のたまきは35歳の主婦。
同窓会で再会した男は、昔好きだった。

この時の高揚感からパソコンを買うことに。
そして、出会い系サイトにのめりこむ。

カメラマンの夫から犯されるたまき。
息子は学校でいじめられる。読んでいて痛かった。

「男運」を「オトコーン」と発音する子ども。
新発売のシリアルみたいだというあたりは爆笑した。

読んでいて笑ったが、本当はとても怖い作品なのではないか。
今はそう感じている。

「チャカチョンバへの道」

まったく別の作品が掲載されているかと思えば、前の作品の続き。
3年後、たまきの同級生だった瑤子が雅彦とくっついていた。
怪しい集団の中で太鼓に合わせて踊るのは、別れた妻のたまき。

ストーンズの「Let's Spend the Night Together」はこの曲。

 

どう表現していか分からない。これが恋愛小説?
この世の終わりは近いのかもしれない。

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「夜をぶっとばせ」 井上 荒野/著

『夜をぶっとばせ』 井上荒野

不穏でつかみどころのない話『夜をぶっとばせ』井上荒野

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posted by りゅうちゃんミストラル at 09:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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『夜をぶっとばせ』 井上荒野
Excerpt: 7日〜8日。 井上荒野さんの中編二編からなるこの作品。 前編は、妻たまきの立場から書かれ、 後編は、離婚して3年後の元夫雅彦の立場から書かれている。 読み始めたとき、ちょっと後悔した。 この本を..
Weblog: くりきんとんのこれ読んだ
Tracked: 2013-06-09 06:05
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