2013年06月19日

「ノルウェイの森」村上春樹

25年以上前に読んだ、春樹の代表作。
久しぶりの再読でも色褪せないのはさすが。ネタばれあり。
   

高校の同級生、キズキは17歳で自動車の排気ガスを使って自殺した。
キズキの彼女、直子は大学に進学するが、突然ワタナベの前からいなくなる。

有名な部分がこれ。

死は生の対極としてではなく、その一部として存在している
(本文より引用)

京都の山奥にある療養所に彼女はいた。
同室のレイコさんが弾くのが「ノルウェイの森」。

一方、ワタナベは大学で緑という女性に出会う。
緑の妄想は、再読でもかなり面白い。

Norwegian Woodはこの曲。

 

下巻では、ワタナベが療養所を再訪する。
病状が悪化した直子は病院で治療を受けるが、自殺してしまう。

永沢の彼女、ハツミも後に自殺する。
いかに日本で自殺が多いかがよくわかる。
   

自殺は周囲の人たちに重く影響する。
それでもワタナベは自殺しない。

自分がどこにいるのか問いつつ生きる。
それこそが「喪失と再生」という春樹の真髄ではないか。

この作品、恋愛なのか。それとも人間を描いているのか。
カテゴライズするのは無粋というもの。

読者が勝手に解釈すればいい。
私は「春樹の世界」を十分に堪能した。

1987年に出たこの作品。
まだCDでなく、レコード屋でバイトするワタナベ。
当然ネットもないが、古めかしさを感じない。

***** **** ***** ****

よく知られたことではあるが、作品に出てくる寮は実在のモデルがある。
蛍を飼っているホテルは、椿山荘のこと。こんなページが参考になるだろう。

文京区そぞろ歩きA ノルウェイの森の舞台

もし、ドイツに行くことがあれば。
又はルフトハンザに乗る際、この作品を思い出すだろう。

最初に読んだ際、私はこの作品の影響を結構受けた。
「やれやれ」というのもよく使った。

***********************
関連記事

村上春樹:「ノルウェイの森」

村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ(T)

人間論

***********************

*****トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。
スパム防止のため承認制です。その場合リンクは必要とはしません。
一部、こちらからはトラックバックを送れないブログがあります。 
コメントについても承認制です。コメントする人は、まず挨拶しましょう。




posted by りゅうちゃんミストラル at 08:25| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。