井上靖が現代語に訳した。
![]() 【送料無料】現代語訳舞姫 [ 森鴎外 ] |
主人公の太田豊太郎は、優秀な男。
大学を出た後、役人として期待される人物。
命を受け、ドイツに留学する。
ベルリンでは本来の役目である調べものの間に、大学にも通う。
ある日、豊太郎はエリスと出会う。
劇場の踊り手である彼女は父の死で窮地にあり、彼に助けを求めた。
やがて二人の交際が上司に知れ、彼は免職となる。
ドイツに同行した相沢の尽力で、新聞社の通信員となる豊太郎。
大臣のロシア行きに同行し、帰国を決意する。
相沢にはエリスとの別れを約束した。
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太田のモデルは、もちろん鴎外(林太郎)。
医官としてドイツに国費留学する。
だが帰国後にエリーゼが来日。
今と違い、ドイツから海を渡るのはとても大変なこと。
渡航費用は、鴎外が渡した手切れ金ではないかと予想される。
現代人にとって原文はとても読みにくい。
こうした試みは、今後も続けられるべき。
現代語訳の後に、原文も掲載。
解説も豊富で、「資料 エリス」は星新一が書いている。
本が売れない時代、こうした古典をどう読ませるか。
ひとつの答えがこの本の存在になる。
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