2013年05月05日

「海に消えた星の王子さま」ジャック・プラデル

「星の王子さま」「夜間飛行」などの作品で知られるサン・テグジュペリ
偵察機のパイロットであった彼が消息を絶った件を追う。
   

1944年7月31日。
ロッキードP−38ライトニングで偵察に出たサンテックス(彼はこう呼ばれた)。

基地に戻らず、長い間行方不明とされてきた。
しかし、98年にマルセイユ沖で銀のブレスレットを漁師が発見する。
ブレスレットには、サン・テグジュペリの名が刻まれていた。

この漁師は大発見に驚く。
しかし、ペテン師であるかのような誹謗中傷される。
サンテックスの遺族とも裁判沙汰に。

後に機体も見つかるが、サンテックスが乗っていた機体か否か。
証拠を集め、製造番号でついに事実が判明する。

強く記憶に残ったのが、サンテックスのP−38を撃墜したドイツ人パイロットの話。
いつかは事実を話さなければならないという重みは、読んでいて深く響いた。

戦争はとても残酷だ。
多くのドイツ人が、サンテックスの作品を読んでパイロットを志願した。

ドイツ人パイロットはサンテックスを高く評価していた。
長い間、彼が背負ってきたものを考えると辛いものがある。

電話でサンテックスの事を訊かれた際。
「ついにこの時が来たか」と覚悟を決めた。

謎は謎のままのほうがいいか。
確かにそういった意見は多くある。

たとえば女性飛行士として知られるアメリア・イアハート
彼女は1937年、赤道上世界一周飛行の途中で行方不明になったままだ。

彼女の生存を信じている人も多くいるはず。
人気SFシリーズ「スタートレック」ヴォイジャーで彼女は宇宙人に誘拐されたことに。

多くのユダヤ人を救い出したスウェーデンの外交官ラウル・ワレンバーグもそうだ。
人気漫画「ゴルゴ13」の中で、彼はある収容所で生存していた。

「夢を壊さないで」という意見はわかる。
しかし、事実は事実。無理に隠す必要はない。それが私の考えだ。

なお、サンテックスの件に関しては以下の本も読んだ。
   

死してなお多くの人の関心を集めるサンテックス。
改めて彼の死を悼む。

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posted by りゅうちゃんミストラル at 17:16| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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