一度は「真意が正しく伝わっていない」などとコメントしたが、結局謝罪した。
招致巡る発言を猪瀬氏「不適切、おわびしたい」(読売新聞)
猪瀬都知事、五輪招致の不適切発言で謝罪(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
この件は、ニューヨーク・タイムズのインタビューで飛び出した。
「イスラム圏でけんかしているところもある」などとイスタンブールを批判した。
IOC(国際オリンピック委員会)の規範では、他の候補地の批判は禁じられている。
ネガティブキャンペーンは不可ということだ。
意地を張らずにすぐ謝罪すればよかったものを、「真意が正しく伝わっていない」とコメント。
その後、発言が招致に悪影響を及ぼすと考えたのか謝罪した。
思い出してみよう。
前の石原都知事が東日本大震災について「津波は天罰」と発言したことを。
石原閣下はその後、この発言を謝罪した。
猪瀬は、石原閣下の発言から何か学ばなかったのだろうか。
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こうなったら、立候補を取り下げたらどうか。
もし、東京が開催地に選ばれたとしても、それを受ける資格はない。
猪瀬は、「公人の発言」というものの意味を、再認識する必要がある。
都民は、都知事選挙でこんな人物を勝たせてしまったのか。
トルコは親日の国と言われる。
こうした規則破りの批判をしたことを、日本人として恥ずかしく思う。
また、IOCの規範がなかったとしても、公人の発言としては問題だ。
アメリカに追随している日本は、果たしてイスラム教の国を批判できるだろうか。
キリスト教の国も、かなりケンカを激しくしているのではないか。
ユダヤ教の国も同じく、ケンカが絶えない。
都知事という前に、猪瀬に一般的な教養が備わっているかどうか。
私にはその点が疑問だ。
「ミカドの肖像」で知られるようになった猪瀬。
天皇には詳しくても、宗教やIOCの規範、そして公人の発言には疎かった?
こんな都知事がいる東京
果たして五輪の開催都市に値するだろうか?
追記
5月1日の朝日朝刊には、東京外語大の飯塚正人教授の話が紹介されている。
飯塚教授の意見には、ほぼ賛成できるが疑問もある。
「イスラムの国はけんかばかりというのは事実ではない。
トルコはどことけんかしているというのか」
(太字部分、朝日の記事から引用)
だが、トルコにはキプロス問題とクルド人問題がある。
決してケンカしていないわけではない。
「キプロスはケンカではない、トルコ系住民を保護しているだけ」という言い訳をするのだろうか。
「クルド人とはケンカしていない、虐待しているだけ」と反論するのか?
キプロスの件で言えば、国際連合キプロス平和維持軍が駐留している。
ギリシャ系住民とトルコ系住民の衝突を避けるためだ。
そして、キプロス島は北半分が「独立国家」だとトルコは主張する。
しかし、世界でこの「独立国家」を認めているのはトルコのみ。
反対に南半分のキプロス共和国は、192カ国が認めている。
トルコは一国で世界を相手にしているわけだ。
これでも、「トルコはどことけんかしているというのか」と主張する?
飯塚教授の意見には誤解を招く恐れがあると判断し、この追記を記録する。
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