将棋プロ棋士、ソフトに負け越し！

将棋ソフトがプロ棋士と対戦する、第二回電王戦。
２０日の第五局は「ＧＰＳ将棋」がＡ級棋士の三浦八段に勝った。
　　　

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電王戦:プロ棋士完敗　ソフト開発者冷静「実感わかない」（毎日新聞）

棋譜はここで公開している。

柿木将棋盤 77411 三浦弘行 vs gps将棋 2013-04-20 第2回電王戦第5局

三浦は飛車を捕獲したが、９筋に追い詰められ負けた。
１０２手での敗北は、想像以上にソフトが強かったことを示している。

５戦での対戦成績は、ソフト側の３勝１分け１敗。
団体戦でもソフトの勝利に終わった。

今までの対局については、以下の記事に書いた。

電王戦、塚田九段が意地の引き分け！ 　

将棋ソフト、プロ棋士に連勝！

プロ棋士、将棋ソフトに負ける！

将棋ソフト対プロ棋士、まずは人間の勝ち 　

将棋連盟の谷川会長は、今後について「前向きに協議したい」とのこと。
「プロ対ソフト」の勝負が見たいファンの声を無視できない。

第２回電王戦敗北、将棋連盟の次の一手は　イメージダウン避けたいが…ファンの声無視できず（産経ニュース）

こうなれば、次回プロ側は最強の布陣で臨む必要がある。
羽生や渡辺、森内といったタイトル保持者が戦うしかない。

もちろん、タイトルを持つ棋士は忙しい。
スケジュールと各タイトルのスポンサーの意向もある。

ルールも再考する必要がある。
持ち時間は今回の４時間から６時間にすべき。

棋士も人間。トイレや食事のことも考えなければ。
今回の場合、昼食は１時間休憩だったが、夕食も休憩がほしい。

将棋とは何なのか。ソフトとの対局には何の意味があるのか。
今回の結果は将棋界に大きな宿題を残した。

この結果はとても残念。
トッププロである三浦八段は、さぞや悔しいだろう。

追記

渡辺明竜王は、２０日のブログでこの件について書いている。

電王戦が創設されて、昨年は米長先生が負けた。今年は現役棋士が出るとは言え、自分のところに回ってくるのは当分は先だと思っていました。来年以降のことはもちろん何も決まっていませんが、その見解は甘過ぎたようです。
（赤字部分、渡辺明ブログ「電王戦終わる。」より引用）

「最強の棋士」の一人として、もう準備が必要になった。
彼は、ソフトに対してどう戦うのか。とても興味がある。

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関連記事

三浦八段も将棋ソフトに敗れる！！ 　

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