「1985年の奇跡」で野球を描いた五十嵐貴久が、今度はバスケットボールに挑む。
![]() 【送料無料】ぼくたちのアリウープ [ 五十嵐貴久 ] |
運よく進学校の国分学園に合格したジュンペー。
彼の狙いは、強豪として知られたバスケットボール部に入ること。
しかし、入学後に知らされたのは、3年生部員による不祥事。
居酒屋でケンカ騒動を起こしたため、部は1年間の試合禁止処分となる。
残った2年生は、新入部員を認めないと言い張る。
8月31日に、5人対5人の試合をすることになった1年生。
負ければ即退部。
バスケ部として活動するためには、2年生に勝つしかない。
勉強では、クラスの平均点を下げまくりのジュンペー。
彼の存在価値は、バスケットのみ。
合宿をしたり、女子部員たちの応援を受けたり。
新たに顧問となった先生にも協力してもらい、試合の日がやって来る。
話し自体は簡単なので、2時間ほどで読めてしまった。
高校生のバカっぷりは、時に笑える。
しかしだ、誰もがこうしたバカになれる時間というものが無かっただろうか。
とにかく単純に爽やかになりたい時は、こうしたとこと軽い作品を読むといい。
読んでいて思い出したのは、大阪市で起きた桜宮高校のバスケ部主将の自殺。
当たり前だが悪いのはバスケではない。
***********************
関連記事
五十嵐貴久 ぼくたちのアリウープ (9/2012) ☆☆☆☆
『ぼくたちのアリウープ』 五十嵐貴久
ぼくたちのアリウープ(五十嵐貴久)
「ぼくたちのアリウープ」(五十嵐貴久)
***********************
*****トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。
スパム防止のため承認制です。その場合リンクは必要とはしません。
一部、こちらからはトラックバックを送れないブログがあります。
コメントについても承認制です。コメントする人は、まず挨拶しましょう。