2013年04月23日

「下町ロケット」池井戸潤

面白かったし泣いた!直木賞に選ばれたのは当然。
「下町ロケット」は、最高の評価に値する小説だ。
   
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池井戸潤の作品は、「空飛ぶタイヤ」以来。
今回も、銀行員と裁判が出てくる点は同じ。

宇宙科学開発機構でロケットの開発をしていた佃。
自分が開発に関わったロケットの失敗から機構を出ることに。

亡くなった父親が社長だった町工場の二代目に就任する。
ところがある日、ナカシマ工業から特許権侵害で訴えられる。
その前には得意先から取引終了を告げられ経営危機に。

ここで救いの神が登場する。知的財産権に詳しい神谷弁護士。
別れた奥さんの紹介だった。

弁護士の手腕があって勝訴した佃。50億円の和解金を手にする。
だが、この金が入ったタイミングで会社は割れる。

佃は知的ビジネスではなく、パーツを供給しようと提案。
年間5億円の使用権を大企業から得ようとする社員たちは不満。

社員からは容赦なく批判される佃。
会社とは何か、夢か現実か。自分に問いかける。
外資系から会社買収の誘いと、大学招聘の話も佃を悩ませる。

知的所有権がいろいろと問題視される中、社会的にも警告になっているはず。
中小企業の経営者、特に佃のような技術に自信がある会社は注意すべき。

信頼していた部下の裏切り。そしてエンジンテストでのトラブル。
作者はこれでもかと佃たちに試練を用意する。

この作品でのMVPは、間違いなく殿村。
銀行からの出向でありながら、佃を支えた勇気には感動した。

そしてロケット実験の成功で泣く殿村。私も泣いた。
もし電車の中であれば、間違いなく変人に見られただろう。

いろんな意味から間違いなく一級の作品。
日本には、三鷹光器など優れた中小企業がある。

ロケット開発でも、探査機「はやぶさ」の業績は記憶に新しい。
この作品に勇気をもらった人はとても多いはず。

本を手にした時は、その厚さに1日では読めないだろうと予想した。
だが実際は読みやすさもあり数時間で読めた。

この本を読んでよかった。日本に生まれてよかった。
そして何より池井戸潤という作家と同じ時代に生きていることを誇りにしたい。

日本の技術バンザイ!

素晴らしい小説をありがとう!


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