2013年03月22日

「海路」藤岡陽子

看護師から見た、年老いた医師の選択。
テーマ競作「死様」のひとつ。
   
【送料無料】海路 [ 藤岡陽子 ]

【送料無料】海路 [ 藤岡陽子 ]
価格:1,260円(税込、送料込)


老いた医師、月島が開いている診療所。
そこで看護師をしている志木は43歳。

3月で診療所を閉めるという月島。
若い事務員の水鳥と共に、身の振り方を考えなければならない。

ある朝、月島が出勤してこない。
診療所の2階にある住居にもいない。

月島は大学の先輩がいる、渡嘉敷島の診療所へ行っていた。
タクシー運転手や郵便物からそのことを知った志木は沖縄へ飛ぶ。

フェリーに乗り換え、やっと渡嘉敷島へ着く。
月島と会えたが、彼は代わりの医師が見つかるまで島に残るという。

***** ***** ***** *****

文字が大きく、ページ数も少ないのですぐ読める。
「明日は思うほど悪い日じゃない」という月島の言葉が印象的。

かつて志木が一緒に住んでいた誠一。
月島は彼のことを「ジガバチのよう」と表現。

その誠一を、ハローワークで見かけた志木。
彼は、別の女に食べさせてもらっているようだった。

そんな月島も、汚職事件のスケープコートにされ大学を出た苦い経験がある。
しかも、妻と離婚し息子とも会えない。
マイナス部分があるからこそ、人は成長できるのだろう。

人生の残り時間が見えた月島。
人はその時、どんな選択をするのか。

作者の藤岡は看護師経験がある。
次に彼女の作品を読むとしたら、同じく看護師が出てくるこの作品か。
   

この競作シリーズ、「誰にも書ける一冊の本」荻原浩」(荻原浩)をすでに読んだ。
機会があれば、他の作品も読みたい。

 読書のページ(書評)

***********************
関連記事

藤岡陽子著「海路」  

〜 海路 〜   藤岡 陽子

「海路」 藤岡陽子[著]

***********************

*****トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。
スパム防止のため承認制です。その場合リンクは必要とはしません。
一部、こちらからはトラックバックを送れないブログがあります。 
コメントについても承認制です。コメントする人は、まず挨拶しましょう。


posted by りゅうちゃんミストラル at 06:52| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック