芥川賞作家のデビュー作。
【送料無料】神様 [ 川上弘美 ] |
「神様」
くまと川原へ散歩する。
このくま、魚を獲るだけでなく干し魚まで作る。
「夏休み」
梨畑で収穫のバイトする主人公。
そこに現れたのは、3匹の「何か生き物」。
「花野」
5年前に交通事故で亡くなった叔父が現れる。
家族がその後どうなっているか、相撲や政治などの変化について話す。
「河童玉」
ウテナさんと一緒に精進料理を食べていた主人公。
そこへ河童がやってきて、相談事があるという。
「クリスマス」
ウテナさんがくれた壺。こするとコスミスミコが現れる。
別に3つのお願いを聞いてくれるとか、空飛ぶ絨毯も出てこない。
「星の光は昔の光」
隣の隣に住むえび男君が現れる。
彼の両親は、色々と難しい問題と抱えているようだ。
「春立つ」
飲み屋「猫屋」はカナエさんがひとりでやっている。
彼女は若い頃、異世界へ行ったことがある。
「離さない」
画家兼高校教師のエノモトさん。
旅先で見つけた人魚を浴槽で飼う。
「草上の昼食」
再びくまと散歩する。
彼は北にある故郷へ帰るという。
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川上ワールドのプロトタイプと思えば、読む価値はある。
文庫で読んだが解説は佐野洋子。夢だという視点で語っている。
以前、村上春樹が夢を見ないということを記事で書いた。
川上弘美や佐野洋子は夢を見るのだろうか。
それとも、眠らなくても夢を見ることができるのか?
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