2013年02月16日

「遥かな町へ」谷口ジロー

冬の動物園」の谷口ジローが描くタイムトラベル。
48歳だった男が、14歳の中学生をやり直す。
   

舞台は日本海側の倉吉。
「三丁目の夕日」みたいなノスタルジーある作品。

ネタばれするけど、同級生の島田が作家になる。
現代に戻った主人公へ本を贈るところなど、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたい。
人生をやり直すという点では、「リプレイ」(ケン・グリムウッド)を思い出した。

父親の失踪を知っている主人公。
失踪後の母が、いかに苦労したかを知っている。
結局、失踪を止めることはできない。

現実には見ているだけだった美少女と付き合う。
一緒に見た映画が「アラビアのロレンス」なのが時代を感じさせる。
主人公の妹が、「ウェストサイド・ストーリー」に夢中になる時代。

この作品、各読者に「自分ならこうする」と想像させるところが奥深い。
すべての歴史を変えることができないのもリアル。
タイムトラベラーは株や競馬で大儲けすることも可能だ。

絵についてはすごく丁寧。
ただ、人が話したり食べたりする口のあけ方には一工夫ほしい。
宮崎駿が指導しているように、何をするかによって口の形は変わる。

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Excerpt:  48歳の会社員中原博史は、京都出張が終わって、真直ぐに東京の自宅に帰るつもりだった。ところが無意識のうちに、フラフラと故郷・倉吉へ向かう特急列車に乗ってしまう。そして変わり果てた倉吉の街中を、トボト..
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Tracked: 2013-02-17 17:42
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