2013年01月14日

「1Q84」村上春樹

本屋に出回る前から話題となっていた「1Q84」。
やっとBOOK3を読み終えた。
 

BOOK1では青豆と天吾のストーリーが交互に語られる。
これは、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 」でも見られた手法。

 

予備校で数学を教える天吾は、ゴーストライターを引き受ける。
一方の青豆はインストラクターの裏で、暗殺者となっていた。
 

BOOK2では青豆がついにリーダーと対面。
暗殺に成功する。

天吾は、かつてNHKの集金をしていた父親が千倉の療養所にいると知らされる。
仲が悪かった父はすでに意識不明の状態だった。
 

教団から追われることになった青豆。
隠れ家の高円寺で天吾の姿を見かける。

天吾の父親は千倉で死亡。
看護婦たちの協力もあり、質素な葬儀を行う。
父親から見た天吾は息子ではなく、「法定相続人」だった。

リーダーの死に責任が問われる牛河が青豆を追う。
牛河の対応はタマルが行った。青豆の妊娠は意外。

***** ***** ***** *****

人は、誰かとつながっている。完全な孤独などありえない。
天吾と青豆は、ともに欠損家族という環境。

この作品、二人に限らずどの登場人物も不幸だ。
青豆に暗殺を依頼するマダムは娘を失っている。

老婦人に従うタマルも生い立ちはとても幸福とは遠い。
牛河もまた娘たちと別れて孤独を味わっている。
ふかえりについては説明の必要もない。

背景に宗教が出てくるのは、春樹がオウムを気にしているから。
河合隼雄との対談を読めばよくわかる。
   

「続編があるのでは」という噂は前からあった。
私はないと考えた。

しかし私の予想に反してBOOK4は出るそうだ。
天吾がもう少し年齢を重ねて再登場する予定。

ところでこの記事を読んでいる人に質問。
あなたの世界で月は二つ見えるだろうか。
もしそうなら、すでにパラレルワールドの中かもしれない。

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ラベル:村上春樹 1Q84
posted by りゅうちゃんミストラル at 07:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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