2013年01月12日

バスケ部主将自殺、再び考える

大阪の高校生が自殺した件について、再び考える。
自殺は体罰が自殺の要因ではないかと言われている。

   目

この件ではすでに以下の記事を書いた。

バスケ部主将の自殺を考える

今回は、ポイントを絞って述べたい。

1、体罰は全廃すべきか

この問題についてはすでに答が出ている。
学校教育法11条ではっきりと禁止されている。

もし、「教育現場には体罰が必要」という方がいるなら法律改正すべき。
それとも、日本が法治国家であることを否定するつもりか。

2、今回の場合、どうすれば自殺は防げたか?

誰かが「体罰はやめろ!」と声を上げるべきだった。
問題の体罰教師は18年もの間、異動がなかったという。

これはどう考えてもおかしい。
橋下市長もこの点を指摘した。

体罰顧問、18年間異動なし、市基本方針逸脱 橋下市長「主つくるような人事」と批判(MSN産経ニュース)

件の高校は、バスケットで全国大会に出る強豪だった。
結果を出していることで、古株の顧問は批判を受けなかったのか。
校長や教頭も口を出せない環境なら、北朝鮮の体制を批判できない。

現代における「裸の王様」になっていたのか。
高校で起きた体罰と自殺を考えれば、結果より先に経過が重要。

3、体罰を容認する社会

前の記事にも書いたが、「運動部だから」ということで体罰を見過ごす。
私自身にも経験があるけど、このまま体罰を見過ごしていいのか。
自殺者が出た以上、体罰容認はもうやめないか。

4、優れた指導者とは

教育者や学校経営者の中にも、こんな考えの人がいるに違いない。
「少しくらい殴ったって、全国大会に出るなら仕方ない」

このような考えは、今後も継続して支持されるのか。
それとも今回の生徒自殺をきっかけに廃れていくのか。
注意深く見守る必要がある。

バスケット漫画で一世を風靡した「SLAM DUNK」。
この作品に登場する安西先生の名言は「あきらめたらそこで試合終了」。

かつて気性の激しかった安西先生。教え子の事故死から指導を変えた。
だが、件の体罰教師は「厳しい指導のやり方は変えます」と約束していながら、実行できず。

市教委の調査に、こう話していたという。

「改める」約束3日後体罰…高2自殺(読売新聞)

「全国大会に導かないといけないプレッシャーがあった。(強いチームにするため)体罰は必要だった」
(上記リンク記事より引用)

安西先生なら、今回の生徒自殺をどう受け止めただろう。
誰か、安西先生の電話番号を知らないだろうか。

5、責任のは誰に

自殺した生徒の家族は、今後重い十字架を背負いつつ生きる。
では、体罰教師はどうなんだろう。

自殺後も「体罰は必要だった」と語った問題の教師。
今後、どのように償っていくのだろう。

「責任は取る」なんて言う人がいる。
けれど、誰かが死んだ場合責任が取れるわけない。

問題の教師が僧侶となって滝に打たれようとも死んだ生徒は戻ってこない。
「責任は取る」という言葉がいかに無責任かこの際理解すべきだ。

今回の件で体罰教師が批判されるのは当然のこと。
校長や教頭も重い責任がある。

そして部員たちは、「なぜ自分たちは体罰を止められなかったのか」と自問したはず。
私が部員だったら、トラウマになる。バスケット自体が嫌いになったかもしれない。
それ以上に、人間不信に陥っただろう。

この件、犯罪として考えるべきという意見がある。
11日の読売社説では、この点を指摘している。

大阪体罰自殺 教師による犯罪ではないのか(1月11日付・読売社説)

確かに犯罪なのだろう。
しかし傷害事件として立件できるのか、警察の対応を見守りたい。

いくら考えても足りないこの問題

あまりに救いがなさ過ぎる


*****トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。
スパム防止のため承認制です。その場合リンクは必要とはしません。
一部、こちらからはトラックバックを送れないブログがあります。 
コメントについても承認制です。コメントする人は、まず挨拶しましょう。





ラベル:体罰 バスケ 大阪
posted by りゅうちゃんミストラル at 15:43| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。