2013年02月09日

「再生」石田衣良

喪失からの再出発を描いた短編集。
私には物足りなかった。
   
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「再生」

鬱病だった妻は夫と幼い息子を残し自殺した。
妻の友人、果歩が霊界通信を申し出る。

「硝子の目」

仕事に厳しいことで知られるラジオディレクターの誠一郎。
息子の誠司が自閉症で、誠一郎は家族を捨てる。

「流れる」

今日子は同棲している礼治から別れ話を切り出される。
会社の後輩が好きになってしまったとのこと。
今日子と同期の友人は、彼女を合コンに誘う。

「東京地理試験」

40年間清掃車を運転してきた松井。
一時はリタイアするかと思われたが、タクシー運転手を志す。
しかし地理試験に落ち続け、奥さんも心配になる。

「ミツバチの羽音」

素世は入力作業をする契約社員。
障害を持つ息子を抱える喜代子を手伝う。

「ツルバラの門」

ADHDの息子、大地を抱える瑞穂。
周囲の無理解により、新たな幼稚園に向かう。

強い姿勢で反発する大久保母子。
実は快人もADHDだった。

「仕事始め」

秀則は自律神経失調症に。
低体温で体のだるさが抜けない。

「四月の送別会」

成瀬は小さな広告代理店の新入社員。
指導役の先輩、前田はやる気なし。

同期の谷原は優秀な永井が指導している。
谷原は永井とともに転職するという。

「海に立つ人」

40歳を前に、宗形はひとりで沖縄へバカンスに。
夜の海で散骨する女性に出会う。

「銀のデート」

結婚20年の夫婦に危機が訪れた。
夫がアルツハイマーにかかった。

「火を熾す」

リタイアした磯谷は、プレイマスターとして焚き火の指導をする毎日。
自律神経失調症の治朗は、会社に行けなくなっていた。

不登校の少年とある約束をする。
サツマイモとステーキが美味しそう。

「出発」

父親の晃一と仲が悪かった23歳の息子が疲労した様子で帰ってきた。
息子は派遣切りにあっていた。

同じくして、晃一の会社でもリストラが進んでいた。
派遣社員として残るか、それとも早期退職を選ぶか。
息子が名古屋から歩く様子は「明日のマーチ」につながる。

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欝や障害に派遣切り、リストラと不幸ばかり。
その中で石田は不幸からの再生を描いている。

テーマはよく理解できる。
だが、私はもうひとつ感情移入できなかった。

 読書のページ(書評)

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ラベル:再生 石田衣良
posted by りゅうちゃんミストラル at 20:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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