2013年01月17日

「レインツリーの国」有川浩

小説をきっかけに、ネットで知り合った男女。
意気投合したものの、女性が会うのをためらったのは理由があった。
 
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以前読んだライトノベル。その結末は意外だった。
何気なくネットで検索してみた伸。あるブログの感想に目が留まる。

「レインツリーの国」というひとみのブログ。
伸は自分の意見をメールで送る。

返事はすぐに来た。小説のことで話か弾むふたり。
何回かメールのやり取りが続くものの、会うことを避けるひとみ。

実は聴覚障害者だった。
映画のこともあり、最初のデートは失敗に終わる。
二人の行く末はどうなる?

***** ***** ***** *****

伸は女性作家が描く男なので、ドロドロ感が少ない。
もし、ネットで知り合った女性が本当にリックドムみたいな外見だったら。
ふたりが再会することはあったのか。

この作品、有川の夫が突発性難聴になったことをきっかけにしている。
そして「図書館内乱」のスピンオフでもある。

私は図書館シリーズをまったく読んでいない。
今度、読んでみるかどうか考えよう。

***** ***** ***** *****

人の痛みや不便さは、なかなか理解できないもの。

あるホテルマンから聞いた話をひとつ、紹介する。
都内のとある観光地のホテルに夜、予約なしで来た若い男女がいた。

聞き取りにくい話し方をしていたので、フロントは筆談で応じた。
本人たちの希望でツインではなくダブルの部屋を用意した。

ふたりがエレベーターに乗り、姿が見えなくなる。
と、フロントにいたアシスタントマネージャーがこう言う。

「あいつら、耳も聞こえないのにやることはやるんだな」

チェックインを担当したしたフロント係は怒る。
「人間だから当たり前だ!そういうことは言うべきでない」

これは実話。
アシスタントマネージャーには幼い子がいた。

もし、彼の子が聴力障害者でも同じことを言うのか。
フロント係は上司の発言にいつまでも憤慨していた。

残念だが、この話は障害に対する一般の無理解を象徴している。
父親が伸のことを忘れたように、誰にでも傷がある。

だが、他人の痛みは理解しにくい。
この作品は、そのことを教えてくれる。

 読書のページ(書評)

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【レインツリーの国】 有川浩 著

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