どのエピソードも質が高い。
集英社文庫【1000円以上送料無料】倒錯の庭/小池真理子 |
「倒錯の庭」
山梨に私立高校に赴任してきた38歳の女性教師。
年齢がひと回り下の庭師、竹彦に出会う。
嘆いていた銅像が爆破され、放送室が小火に。
結末までの展開は意外だった。
「罪は罪を呼ぶ」
裕福な家に育った葉子。
高遠とドライブ中、トラブルに会い・・・
事故と強請り。
交番での偶然はご都合主義。
「約束」
行き違いと誤解が生む悲劇。
結末が鮮やか。
狂ったファンは「ミザリー」(キング)を思い出した。
このエピソードに限らず、人間は怖い。
「暗闇に誰かがいる」
33歳の今日子は妹の聡美とともに山中にある知人の別荘へ来た。
ところが聡美がケガをしたことに始まる悲劇の連続。
この結末も私は読めなかった。
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宮部みゆきや辻村深月も同様のホラー短編集を出している。
だが、小池の場合は荒削りな部分はあるものの質が高い。
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