2012年12月25日

「100回泣くこと」中村航

飼い犬ブックから始まり、彼女が入院して話が急展開。
文章に無駄がなく、さらさらと読めた。ネタばれあり。
   
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図書館の前で拾ったメス犬、ブック。
岐阜にいる母親からブックが死にそうだという連絡を受ける主人公。

彼女に言われてバイクで帰るため修理する主人公。
修理の場面では、加藤さんがとても魅力的。

彼女とキスする場面は、とてもお洒落。キャブレターの話も素直に読めた。
文章にキレがあるということなのだろう。

内容としては「カシオベアの丘で」と「その日のまえに
(ともに重松清)を思い出した。

東京タワー」(リリーフランキー)とも重なる。
こうした作品たちを読むと、抗がん剤治療というものを疑ってしまう。

病気で大切な人が死ぬという設定は昔からある。
それだけにわざとらしくないようにすることを作家たちは気にかける。

どのくらい感動するかは、話を素直に受け入れるかどうか。
私は中村航という作家の可能性を大いに感じた。


何度も書くが、表現方法がすごく凝っている。
「バイクの修理には牛丼がよく似合う」とか、私なら逆立ちしても書けない。

図書館での小学生たちとのやり取りも斬新。
もし、こうしたフレーズを大切にする作家であれば他の作品も読みたい。

批判があるとすれば、命というテーマを軽く描いていること。
だがこれは読者の好みによる。

 読書のページ(書評)

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posted by りゅうちゃんミストラル at 07:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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