2012年12月13日

「それでも、桜は咲き」矢口敦子

3月11日の東日本大震災を題材に描いた作品。
ノンフィクションではなく小説。
   

今まで矢口の作品は、「償い」と、その続編である「赦し」を読んだ。
私自身、震災や原発事故についてはどこかで「終わったこと」と処理している。

この本を手にしたのは、そうした自分を反省するという意味もあった。
震災と原発事故が背景にある作品といえば、「幸せになる百通りの方法」(荻原浩)を思い出す。

主人公は専業主婦の葉子。
友人の結婚式のため、仙台に向かう。そこで震災に。

結婚するはずの友人は行方不明に。
葉子は仙台のホテルに宿泊して友人を探す。

友人は結婚相手の男性と主に見つかり、葉子は苦労しつつも家に帰る。
そこで待っていたのは、夫からの別れ話だった。

台風接近時など、非常時にドラマが生まれることは多い。
ならば、それを文字でどう表現するかが作家の腕の見せどころ。

物足りなさが残る作品だった。
作者は震災を描けば話題になるとでも思ったのだろうか。

今後、こうした震災を背景とした作品は次々に出てくるだろう。
他の作家は、矢口の失敗を他山の石としてほしい。

 読書のページ(書評)

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矢口敦子著『それでも、桜は咲き』

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