選手が何を考えていたかがよくわかる。
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02年日韓W杯で、森岡の負傷により出番が回ってきた宮本。
トルシエ監督時代、「フラット3の申し子」のような印象が私にはある。
しかしこの時は最初からレギュラーではなかった。
言われてみれば、確かにそうだ。
ベルギーと引き分け、ロシアとチュニジアに勝って1位で初のグループ突破。
ところが雨の宮城でトルコに負け、大会を終わる。
すべきことをやり切っての敗戦ではなかった。
この想いが宮本にはあった。
06年ドイツ大会も代表だった宮本。
悪夢のような豪州戦についても語っている。
その一方で、ドイツ大会で負けたから南アがあるとも言う。
宮本自身は大会後、オーストリアに移籍。
その後、神戸と契約。2011年に引退した。
オシム監督の代表には呼ばれなかった。
宮本は今、FIFAマスターとなるべく欧州で勉強中。
将来はFIFA理事?それとも日本協会の会長となるか?
宮本恒靖の引退
話に出てくる松田が今はもうこの世にいないという事実は重い。
松田直樹の死を教訓に!
ところで宮本が長く所属していたガンバ大阪は、J2に落ちた。
ガンバ大阪、ついにJ2落ち!
75ページには、こんな記述がある。
「点を取られても勝つというのが監督(西野朗)のスタイル」
(本文から引用)
今季もガンバは点を取るものの、失点が多かった。
宮本に、ガンバのJ2落ちについて訊いてみたい。
宮本は、強いボールを蹴るという基本的な部分で劣っていた。
その彼がセンターバックとして活躍できるのは、サッカー少年たちの希望だ。
プレーはしなくても、今後もサッカーに関わるだろう宮本。
今後の彼に期待しよう。
読書のページ(書評)
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