2012年12月06日

「黄色い目の魚」佐藤多佳子

佐藤が大学時代に書き始めた世界。
初期の連作短編集。
   

「りんごの顔」

長いこと離れて暮らした父のテッセイに会う僕。
アパートには多くの絵があった。

ふたりでりんごのデッサンをする。
その夜、夢にりんごが出てくる。

「黄色い目の魚」

13歳のみのりは、家で居心地が悪い。
漫画家兼イラストレーター、叔父の通の所へ通う。

みのりのクラスでは、美和子がいじめに遭う。
いじめる側に対抗するみのり。

美和子のことを「一度も好きだと思ったことない!」と言ってしまう。
その後、美和子は不登校に。

「からっぽのバスタブ」

高校生になったみのり。引越しした美和子から手紙が来る。
授業中、落書きして起こられた木島が美術の時間にみのりの顔を描く。

「サブ・キーパー」

サッカー部で控えGKの木島。
先輩で正GKの本間が怖くも頼もしい存在。

初めて試合に出た木島だったがミスで負ける。
ここで似鳥が登場。

「彼のモチーフ」

似鳥を描く通。
この後、似鳥の存在が物語を大きく動かす。

「ファザー・コンプレックス」

15歳になった木島の妹、玲美が家出する。
子持ちで40過ぎの男が好きになったという。

「オセロ・ゲーム」

何事もうまくいきそうなみのり。
だが、木島が似鳥と寝たことを知り、悩む。

「七里ヶ浜」

木島はみのりを描いたスケッチブックを持って通の個展へ。
その後、みのりと七里ヶ浜で待ち合わせる。

***** ***** *****

短い文章を多用して、話にリズムをつける。
内容は青く、痛く、鋭い。

とにかく佐藤多佳子の世界を読んでほしい。
中学生でも読めるけど、この世界を描けるのは恐るべき作家だ。

 読書のページ(書評)

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posted by りゅうちゃんミストラル at 19:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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