2012年11月25日

「正義という名の洗脳」苫米地英人

正義は洗脳だと主張する著者。
刺激にはなるが、内容には疑問もある。
   

「宇宙の誕生に神はいらない」

この点については、私も賛同できる。
ホーキングやグリムの意見がなくともそれは変わりがない。

だが、アメリカなどでは反発があるはず。
人工中絶にしろ創造論にしろ、キリスト教原理主義は結構怖い。

キリスト教に関する私からの批判は、このページに書いた。

天国はどこ?キリスト教を疑う

「常識はボトムアップ、正義はトップダウン」

これは疑問がある。
常識については公共広告があり、正義についてはフランス革命がある。
必ずしも著者の言うとおりではないんじゃないか。疑問が残る。

「海保職員のyoutube投稿」

著者は、公務員を辞めて投稿すべきだったと述べている。
これについては、いろんな意見があるだろう。

約束と正義について著者が書いている。
誤解が拡散されるといけないので書いておく。
サッカーのルールはFIFAが決めているわけではない。

国際サッカー評議会という組織の存在を、著者は知らないのか。
ワールドカップ本大会に出られるものの、やはりこの国はサッカーで二流。
FIFAは4票持っているものの、独自でルール改正はできない。

「日赤の血液事業は国ですべき」

これも疑問が残る。
郵政ではないが、各種事業は国より民間で行う方向。

もし、個人情報を民間企業が持つことで不利益が生じるのであれば。
銀行などの事業でも国が行わなければならない。

なお、献血については今まで何度か記事にしている。

血液製剤の外国産は安全か?

血小板20単位18万円の驚き!

上の記事でも書いたが、日本では無償での献血が売血よりも割高になっている。
この現実は忘れるべきではない。

寄付など日赤に関する苫米地氏の主張は本当に信じていいものなのか。
疑ってかかろうと思う。結論は今すぐ出さなくてもいいだろう。

「国防予算を半分に」

果たして可能なのかどうか大いに疑問。
東日本大震災の際、自衛官10万人以上を派遣した。

半分の予算では災害救助もままならないはず。
尖閣諸島や竹島など、日本周辺で緊張感があるのは確か。

防衛を削ることは非現実的ではないか。
国防予算半減は、共産党が喜びそうな意見だ。

その他、大相撲とNHK、ウィキリークスなどに言及。
「常識と既存のシステムを疑う」という点はとても意味がある。

だがその割りに、内容に説得力がないのが残念。
「苫米地氏はこう考えている」というくらいにとどめておいたほうがよさそうだ。

 読書のページ(書評)

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ラベル:正義 洗脳 苫米地
posted by りゅうちゃんミストラル at 09:19| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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