2012年11月24日

「かけら」青山七恵

ひとり日和」で芥川賞作家になった青山よる短編集。
控えめな表現方法が独特で、それが青山の持ち味なのか。
   
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「かけら」

川端康成賞受賞作。
父親とバスツアーに出かけた20歳の娘。
もともと5人で参加するはずが、兄の娘が発熱したことで一部キャンセル。

読んでいて、物足りなさを私は感じた。
だが、無駄な説明を省くという作者の手法なのだと考え直した。

父と娘の微妙な距離感を出すために、作者はこの手法を選択した。
私はそう解釈する。

「欅の部屋」

主人公は結婚間近の男。
以前付き合っていた小麦のことが忘れられない。

小麦はどうして別れを切り出したのか。
その後、何故退職したのか。説明はない。

「過度に描かないことで表現する」というのは「かけら」に通じる。
そう考えると、難解な文章でなくても読むのに時間をかけたい。

また、女性作家が描く男性が気になった作品でもある。
一人称で描かれた男は、いかにも女性が見た男。
この点は改善の余地あり。

「山猫」

西表島から来た叔母の娘を自宅に泊める主人公。
結婚式の記憶しかない高校生が新婚家庭にやって来る。

東京では、いわば「異物」の栞。愛想も悪い。
スリッパを履かないことで杏子が怒る気持ちが私には理解できた。

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この作家を語るには、あと2冊か3冊読む必要がある。
図書館で借りるのなら読んでみたい。

 読書のページ(書評)

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