作家として角田がどんな道のりを来たかが少し分かる。
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「ゆうべの神様」
92年芥川賞候補作。
女子高生のマリコが主人公。
一応受験生だが授業を抜け出すなど不真面目。
両親は喧嘩が絶えず、狭い町では誰もがそのことを知っている。
大学生になってこの地から出たいマリコだが、大学に入れず・・・
「緑の鼠の糞」
タイ南部の町、チュムポーンが舞台。
旅行者の女性が日本人の男と出会う。
作品の舞台であるチュムポーンは、沢木耕太郎の「深夜特急」でも出てきた。
私も食べたことがあるけど、プリッキーヌは本当に辛い。
体に悪いんじゃないかと本気で心配するほど辛い。
「爆竹夜」
今度は旧正月の上海が舞台。
中国人に怒りを感じる日本人の旅人。
女装して女の尻を見るという発想が独特。
「カノジョ」
前妻の呪いを感じつつ過ごす日々。
「ロック母」
臨月間近の女性が、生まれ故郷の島に帰ってくる。
生まれてくる子の父親は逃げ、未婚の母となる。
祖母になる予定の女性の母親は、大音響でロックをかける。
後に出る「八日目の蝉」のプロトタイプといえる作品。
「父のボール」
不幸は坂を下るボールだと言っていた父。
末期のガンで死が迫る。
「イリの結婚式」
取材のためウイグル自治区まで来た日本の一行。
通訳の女性と運転手兼ガイドの男が連日、口論する。
遠くに来ながら過去の男を思い出す主人公。
ハムスターが別れの原因となるとは。
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本人があとがきで拙いと認めているけれど、たしかに荒削り。
冒頭にも書いたが、作家の成り立ちを知るにはいい作品集。
読書のページ(書評)
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