2012年11月10日

「せんせい。」重松清

いろんな先生にまつわるエピソードを集めた短編集。
「気をつけ、礼」を改題。
   
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「白髪のニール」

冴えない物理の先生が、生徒にギターを教えてくれと頼む。
先生はニール・ヤングに憧れていた。

その先生、何と市長選挙に立候補したという。
当然のように落選したのだが、ギターは上達していた。

ニール・ヤングの懐かしい映像。

 

「ドロップスは神さまの涙」

今度は保健の先生。内緒でドロップをくれる。
似た話をどこかで読んだ記憶がある。

」(小川洋子)に収録された「缶入りドロップ」。
保健の先生が存在感ある学校ってとても貴重。

「マティスのビンタ」

生徒のことは構わず、自分の絵に固執する美術の先生。
再会した先生は認知症となっていた。

過去の謝罪をやっと実現できた教え子。
誰にも謝るべき人がいるものだ。

「にんじん」

特定の生徒が、どうしても嫌いな先生。
その生徒は教員になった。

これは、日本全国で起きているだろうという話。
あなたも、「何故、先生は私ばかりを・・・」という覚えがある?

「泣くな赤鬼」

野球の鬼監督として知られた先生。
かつての教え子が、ガンで入院し・・・・

ガン死については「カシオペアの丘で」でも描かれている。
重松がこだわっているテーマのひとつ。

「気をつけ、礼」

吃音の生徒と、かなり痛い先生が描かれる。
重松自身が少年時代に吃音だったため、何度か描かれた題材。

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ここに出てくる教師はみんな、どこか変わっている。
「教師も人間」ということなのだろう。

小学校時代、先生は勉強に限らず手本でもあった。
ところが、中学や高校になると教師もサラリーマンだと分かる。

さらに、先生と同じ年齢になると別の見方ができるようになる。
私自身が先生にならなくてよかった。読んでいて痛感した。

もし私が教師なら。
この作品以上に特定の生徒を厳しくしていただろうから。

生徒の側から見れば、それは地獄でしかない。
これが1年続くんだよ。

   読書のページ(書評)

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posted by りゅうちゃんミストラル at 09:15| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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