2012年10月31日

「赦し」矢口敦子

話題作「償い」の続編。中学生だった真人はアメリカで脳の勉強中。
医師の道を捨てた日高、またも事件に巻き込まれる。この記事、ネタばれあり。
   
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ホームレスから日雇いの労働者となった日高。
無料で離れに住まわせてくれる老婆、ハナが脳卒中で倒れる。

それと平行して、1型糖尿病の男児が殺される。
水商売の頼りない母親に頼られる日高。
この母親が犯行を自供したことで、事件は解決したように見えたのだが。

この作家、暗い話に固執しているのか。
宮部みゆきがこのテーマで書いたら、暗い話でも違った内容になっていただろう。

救いはハナの残した遺言。
生きているうちに葬儀の相談をする身内。

遺産欲しさに遺言のでっち上げをするなどため息の出る内容。
介護の問題は切実。

従業員募集のために出した新聞広告は、ありえない。
逮捕された母親と一緒にいた日高が警察署で事情を訊かれないのも不可解。

日高は医学の知識を生かして、社会貢献すればいいのに。
それがインフルエンザ脳症で死んだ子や自殺した妻への供養になる。

無医村へ行くとか、献血の問診をする医師になればいい。
自分をいじめたいなら、国境なき医師団という手もある。

難しい内容ではないものの、この作家は表現が悪いのかイメージしにくい。
読んでいて疲れる。
作者はこの作品のどこにカタルシスを感じてほしかったのか。

この続編は、まさに「柳の下のドジョウ」。
二匹目はいなかった。前の作品も、私は高く評価していなかったけど。

別の作風でもなければ、この作家はこれでいいかなという気がする。
もう2冊読んだし。

   読書のページ(書評)

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